鑑賞メモ

津波絵画・写真展とアムステルダム国立美術館展

久しぶりにHAT神戸に行ってきた。
ひょうご国際プラザ・交流ギャラリーで今日から開催の「スマトラ沖大地震・津波アチェから一年『絵画・写真展』」と、1/15までの兵庫県立美術館「オランダ絵画の黄金時代?アムステルダム国立美術館展」。

JR貨物の線路と駅のあった辺りが工事中。公園ができるらしい。
工事のため、いつもの道が通れなかったので迂回する。

ひょうご国際プラザは、県立美術館のすぐ西隣にある建物(国際健康開発センタービル)の中にあった。正面入り口も美術館に面している方にある。
(美術館に行く度、これは何の建物だろうと思ってた)

美術館に移動して、特別展を見る。図録とビスケットを購入。
今日は学芸員による解説会があったので、それ目当てでちょっと遅い時間に行った。
会場は、開始15分前に既に半分以上埋まっていて、始まる頃には満席になっていた。

チラシを眺めていたら「ミュージアム・ボランティア募集のご案内」というのを発見。
是非参加したいと思ったけど、参加必須のボランティア養成セミナーの開催が毎週土曜日の午前。
土曜日は会社の集会があることがあるので難しいかな。
土曜開催のセミナーや講演会の案内などを見るたび、自分にあまりメリットのない役員を続けるよりは、自分がやりたいことをやった方がいいんじゃないかと考える。

その他、2/3?4の映画上映で、「フリーダ」。劇場公開時に見そびれたので、これは見に行きたい。
まだオープン以来行ったことがないブルメール(HAT神戸にやっとできた商業施設。ヤマダ電器の隣)は、横の道を通っただけ。これも次回に。

ドレスデン国立美術館展

兵庫県立美術館
2005/3/8?5/22

本日が最終日の「ドレスデン国立美術展」を見に行った。
なんとか入館時間に間に合ったというタイミングで、見るのはかなり駆け足になってしまったけれど、行って良かった。

ドイツの美術館の収蔵品の展示。
集光器、地球儀、天球儀、四分儀などの科学用品に始まり、フェルメール、レンブラントなどの絵画、磁器、宝飾品、メダルなど。

印象に残ったものをいくつか。

まず入ってすぐ目に付く集光器は、日光の熱によって物質を溶かして分析するための器具であるというような説明があった。裏側に回ると、太陽の顔が付いている。
最新の科学用品にこういった装飾を施すのって、今ではありえないなと思った。
あと、地球儀を見ると、つい日本の位置を確認してしまう。

中国や日本の陶磁器を見本に作製されたマイセン磁器の展示。
モデル(中国、日本製)と、それを真似て作成されたマイセン磁器が多数並べて展示されていた。
お手本との違いが面白い。

風景画などの絵画を見るときに、以前、CAP HOUSEで習った「片目で見る」方法を試してみた。一点透視画法で描かれている絵は、単眼で見るのが本来の見方であるという理屈。
普通に両目で見るのとは、見え方が違ってくることに驚き。

雨が降っていたにも関わらず観客は多かったけれど、人垣で作品が見えないというほどではなかったので良かった。

日本漫画映画の全貌

大丸ミュージアムKOBE「その誕生から「千と千尋の神隠し」、そして……。日本漫画映画の全貌」(2004/12/29-2005/1/15)

本日が最終日の「日本漫画映画の全貌」展を見に行った。
まず、1階のアクセサリー売り場の中央にルパン3世が乗っている黄色い車の展示があり。

戦前の日本アニメ創世記のものから、東映動画、宮崎駿、スタジオジブリの劇場用アニメ作品の映像、セル画、原画、絵コンテ、キャラクター設定画などの展示。
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CAP HOUSE Evening Salon「藤本由紀夫・絵画を考える その1-洞窟壁画と立体写真」

(11/24)
CAP HOUSE Evening Salonの2回目。
今回は、西宮市立大谷記念美術館で毎年「美術館の遠足」という年1日限りの展示会を開催している藤本由紀夫氏が講師。
先週の会で、自分の近くの席に座ってた人がその藤本氏だったのだと知る。

タイトルは「絵画を考える その1?洞窟壁画と立体写真?」。
ジャック・アンヌ・ラルティーヌ(←名前合ってるかちょっと自信なし)という20世紀始めの写真家がいて、その作家本人の死後に、ステレオ写真(2つのレンズで視点をずらして撮影した2枚の写真)が発見されて、それまで1枚の写真として発表されてきた写真作品が、実はステレオ写真として、撮影されていたことが分かったという話から始まった。その写真家の展覧会のカタログになっているステレオビュワー(覗くと写真作品が立体的に見える)を実際に見せていただく。
立体写真は、1枚の写真として見た場合と、2枚の写真として見た場合、ビュワーを通して見た場合で、それぞれ見え方が異なる、という話から、「写真(絵画=picture)は、どのように見るのが正しいのか、正しい見方とは何か」という話へ。
それから、洞窟絵画が描かれた理由に関する新説のVTRと解説、1908年日本製のステレオビュワー(蝋燭を灯して、その明かりでステレオ写真を眺めるというもの。東京都写真美術館で展示されているものと同じものらしい)に、実際に蝋燭に火を付けて見せてもらったり。
それと、マルセル・デュシャンについての藤本氏の自説の解説。

いつも展覧会行っても、何かさらっと眺めるだけで終わってしまうので(行くだけで満足してしまうというか)、今度からもうちょっとじっくり気を付けて見てみようと思う。今回の解説聞いてから、もう一度国立国際美術館のデュシャン展見に行きたいと思った。

今日は、ネットで「ステレオ写真」を検索しまくった。
愛好家は多いらしくて、Webリングまであった。
サイトに展示されているステレオ写真(裸眼で見る)は、小さい写真は割と立体に見れるけど、大きくなるとなかなか像を結ぶのが難しくなる。
専用のカメラを買わずとも、使い切りカメラ2台を使ってのステレオ写真撮影方法を紹介しているサイトもあって、そのうち試してみようと思う。

12月の開催分の残り2回は、職場の忘年会の予定が決まってなかったこともあって申し込まなかったけど(水曜がノー残業デーなので、歓送迎会などの飲み会等は水曜日に開催されることが多い)、5回目以降も開催されるようなら、また行ってみたい。

安藤忠雄氏講演会と大阪府立近つ飛鳥博物館

「近つ飛鳥?梅いっぱい!安藤忠雄氏講演会」に行ってきました。

開催場所の大阪府立近つ飛鳥博物館は、富田林市に所在。
まずJR大阪環状線で天王寺まで行く。天王寺駅から徒歩3分の近鉄阿倍野橋から、近鉄南大阪線で富田林駅へ。阿部野橋から富田林まで30分弱。富田林から「阪南ネオポリス」行きのバス(1時間に1本)に乗って、終点で降りると、博物館のある近つ飛鳥風土記の丘に到着。
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CAP HOUSE「Both Sides?不二」と「Evening Salon」

CAP HOUSEという、元町のちょっと北側にあるアートプロジェクトスペースというところで、本日開催の「Evening Salon・羽下大信『男の子文化と女の子文化に関する2、3のアイデア』」という勉強会?に、参加申し込みをしていた。
今日仕事終わる間際に手帳の確認をするまで、そのことをすっかり忘れていて、焦った。

慌てて帰路に着くも、なんかまたまたまた「人身事故により電車到着が遅れております」とか駅のアナウンスで言ってるし。
結局ちゃんと間に合って、同センターで開催中の展覧会を眺める余裕まであったのだけど。

Both Sides ?不二 / 日本?フィンランド現代美術展」11/12?12/12
トイレに行くための通路に展示物の巨大な岩のようなオブジェクトがあって、それにスライドで写真が投影されていたりして、ここは通っていいものかとかなり悩んだ。
写真作品や、石彫刻の音など。面白かったけれど、夜の学校のような雰囲気があって(この建物は元はブラジル移住センターという所)、あまり一人で長居して鑑賞していたい状況ではない。今度は休日の昼に来てゆっくり見てこよう。

男の子文化と女の子文化に関する2、3のアイデア」(Evening Salon)
講演会というか、講義形式の感じを想像していたら、テーブルを囲んでワインを飲みながら、本当に少人数での茶話会という形式。仲間うちの集まりに外部の者が入ってしまったような感じで、ちょっとというか、かなりドキドキしてた。
お話は、女の子は仲間外れにされないための仲良しグループを作る傾向があって、男の子は道具やモノを見せびらかす相手としての友達がいるという話から始まった。
最後は、最近は男女それぞれの行動の傾向が従来とは逆になってきているという話題。

始め思ってた形式と違っていたので、参加したのは失敗だったかと思ってたけど、色々な話を聞かせてもらえたので、行ってみて良かったと思う。

本田宗一郎と井深大展 ?夢と創造?「もの」づくり・町工場から世界へ

梅田ステラホール(梅田スカイビルタワーウエスト3階)
11/3?2005/1/30

阪急梅田のサービスセンターで前売り入場券1000円を購入(当日観覧料は一般1200円)。
ヨドバシカメラの向こうの、空中庭園のあるビルを目指す。
やけに人が多いのと、その内のかなりの割合の人数が新聞を片手に持っているのと。
どうも、場外馬券売り場に向かう人の流れに乗ってしまったらしい。
競馬新聞と歩きタバコの集団を抜けて、自転車がバンバン走っている長いトンネル(「自転車通行禁止」という張り紙と「自転車は降りてお通りください」という張り紙の両方を見かけたけどどっちなんだろう。どちらにしろ、誰もそんな張り紙の文句には従ってない)を抜けて、スカイビルへ。

入り口には、創業時の社訓などの展示。
続いて、創業者二人の生い立ちなどが写真と資料などで紹介されている。
興味を持ったのが、井深大が子どもの頃に遊んだという「メカノ」という玩具で、金属製のフレームの部品をボルトとナットで組み合わせるというもの。

そしてメインの製品展示。発売されなかった試作品などもあり。
磁気テープ試作の再現映像があった。紙テープに刷毛を使って磁性体を塗っていく。
テレビを見ては、ソニーのテレビからダイヤルがなくなったのは随分早かったのだと思ったり、パスポートサイズ・ハンディカムって、割と大きかったんだなと思ったり。
昔のデザインの電化製品って、いいなと思う。

この展覧会では写真撮影が自由で、会場のあちこちで携帯のカメラの撮影音がピロピロピ?ンと鳴り響いていた。自分もとりあえず、展示されているバイクの写真などを撮ってみる。
アイルトン・セナの車とレーシングスーツの展示もあった。

物販コーナーで、入り口付近で見た「メカノ」が何種類か置いてあったので、展覧会の図録と一緒に、一つ購入。AIBOグッズは色々とあったが、ASIMOグッズは見かけなかったような気がする。

機動警察パトレイバーの源泉

神戸ファッション美術館
11/3?7

ゆうきまさみ、高田明美、出渕裕、田島照久ら、4作家の原稿、設定画、イラストなどを展示。

1Fのファッション多目的室(いつもは常設展やっているところ)で実施。
会場に流れているBGMは、アニメで使われていたものだと思う。

まずは、漫画版のゆうきまさみの生原稿。第一話とか、廃棄物十三号の回の漫画原稿とか、単行本未収録の扉絵とか。単純に見てて嬉しいというか。
キャラクターデザイン・高田明美のラフ画(初期設定、決定稿、劇場版など)とカラーイラストなど。あと、セル画が数点。
そして、レイバー(ロボット)のデザイン画。
最後に、シルクスクリーンの即売会……。
入場無料のアニメ系の展示で、この手の即売会がセットになっているのは定番だっけ。
市立美術館での開催だったから、こういうのがあることを想定してなくて面食らった。
映像館で、各種アニメ版をダイジェストで紹介する映像を流していた。

久々にファッション美術館に行ったのだけど、ミュージアムショップがやってなくて残念。
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神戸アートアニュアル2004「トナリノマド」

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神戸アートビレッジセンター
10/23?11/21、入場無料、10:00?19:00(最終日は17:00まで)、火曜休館

関西在住の27歳以下の若い世代のアーティスト10名による展覧会。
絵画、機械、映像、造形など、表現方法はそれぞれ違う。
統一性が全然ないようでいて、一緒に並べてあっても違和感がなかったり。

気に入ったのは、矢部奈桜子「shift01」「shift02」「shift03」という油彩画の作品。
丸めたシーツか、雪が積もった地面か、具体的には何が描かれているのかよくわからないのだけれど、しばらく見ていると、何かの動物か、人の体の一部にも見えてくる。

面白かったのは、久門剛史「DRINK PASSER」。
映画の1シーンとかであるような、こう、バーのカウンター上でスイーっと滑らされたグラスを受け取る、というのを再現する機械といえばいいのか。
テーブルの端に缶ジュースをセットしてボタンを押すと、缶ジュースが発射されて、それを鑑賞者が受け取るという機械。

素人的にはこういうのをアートと呼んでいいのかなと思うのもあるけれど、色々なアイデアを見ることができて面白かった。

兵庫県立美術館「ルイ・ヴィトン 時空を超える意匠の旅」

兵庫県立美術館

今回の展覧会で、私は初めて「ルイ・ヴィトン」というのが創始者の名前だと知りました。

パリの「ルイ・ヴィトン ミュージアム」の所蔵品を中心に、たとえばモノグラムのロゴが日本の家紋に影響されてデザインされた可能性があるとか、時代背景も含めた展示。

面白かったのは、時代毎に作られた各種のトランク。
時代毎の移動手段にあわせて、船用、自動車用、航空機用と色々なものが展示されていた。
ベッド・トランク、広げるとベッドになるトランク(でも多分小さい子どもしか寝れないと思った)。
船箪笥みたいなトランクも多くて、ヴィトンでなくてもいいからこういうの部屋用に欲しいと思ったり。

最後は、現代美術作家とのコラボレーションで製作されたバッグなどの展示。
面白かったけど、思ってたより展示の規模が小さかった。
それと、「びとんのバッグ」を持っている人を全然見かけなかったのは何か意外だった。
(自分も1個も持ってないけど)

コレクション展(常設展示)は、「横尾忠則の絵画1966-1996」、「美術の中のかたち」。
横尾忠則の作品は、60?70年代のポスターなどの原画は今までも見たことがあったけれど、80年代以降の油彩等で描かれた作品は今回初めて見た。照明が落とされた部屋での大判の油彩画は、何ていうか迫力。とりあえず、今まで「横尾忠則の絵」として抱いていたイメージと違う。

「美術の中のかたち ?手でみる造形? ?村岡三郎 鼓動する物質?」
これは、作品を手で触れて鑑賞するという展覧会。
受付で手荷物を預けて、ウェットティッシュで手を拭いて、「壁の絵とレントゲン写真には触らないでくださいね」と注意を受けてから、鑑賞開始。
ただ「どうぞ自由に触ってください」と言われても、それなりに大きな作品群、どこから触ったものかと悩んだ挙句、ちょっと指先で触れるだけだったり。
鉄や塩を素材とした作品で、特に塩を固めて作られた作品(Salt)は、触ると崩れそうでちょっとドキドキした。後から「崩れやすくなっておりますので、上面だけ触ってください」という注意書きを見つけて、もうちょっと分かりやすいところに書いておいて下さいと思った。

「ルイ・ヴィトン 時空を超える意匠の旅」 2004/10/2?12/25
「コレクション展?」 2004/7/10?11/14
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